自分の信用情報は、個人信用情報機関に開示を請求することによって調べることが出来ます。信用情報とは、消費者ローンやクレジットに係る契約内容・返済状況等に関する客観的情報のことです(註1)。
(註1)参考 「情報センターのご案内」全国信用情報センター連合会
どうして信用情報を収集する信用情報機関があるのか?
金融機関が金を貸したり、信販会社がローン契約をしたり、クレジット会社がクレジットカードを発行する際に、消費者の信用情報を照会することによって、リスクの高い人物(例えば多重債務者や債務滞納者)を排除することが出来るからです。
企業側だけにメリットがあるわけでなく、消費者にとっても、信用情報の調査が容易になることによって、迅速な取引や、支払能力に応じた適正な枠内での契約をすることが出来るようになると言うメリットがあります。
勝手に自分の信用情報がやり取りされているのではと思われるでしょうが、例えば信販会社とローン契約を結ぶ際に契約書(約款)に「信用情報を信用情報機関に提供することに同意するものとする」の様な文言があって、あまり意識しませんが、あくまでも同意の上で行われていることです。
業種別に、いくつかの信用情報機関があるのですが、今回はクレジットカード会社系の個人信用情報機関へ自己情報開示に行ってみました。
東京・新宿の新宿駅の西口に株式会社シー・アイ・シー(通称CIC)http://www.cic.co.jp/
と言う信用情報機関があります(註2)。
(註2)昭和59年設立、資本金5億円、主な加盟会員はクレジット会社、信販会社。
このCICは全国に9つの本支店があり、開示相談コーナーを設けています。
(つづく)
近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市
平成18年10月31日公開
注意 この文章には私的見解を含み、行政機関・民間企業のそれとは異なる場合があります。また個別のケースによって事情が異なります。この文章を参考にした行動の結果は保証出来ませんので、自己責任でお願いいたします。
自分の信用情報を調べる その2
自分の信用情報を調べる その3
自分の信用情報を調べる その4(完)
信用情報機関CICが入っているビル(15階・手前)
奥には東京都庁が見える