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住民基本台帳カードをつくる その3

 住民基本台帳カード(住基カード)を作ったまでは良かったのですが、1つ失敗したことは、当方の勉強不足で、住基カードさえ作ればそのまま、インターネットの電子申請に使用できると勘違いしていたことです。

 実際には、作った住基カードに電子証明書の情報を記憶させないといけなかったのですが、電子証明書を扱っているのは朝霞市の場合市役所本庁だけで、出張所では出来ないことが判りました。と言う訳で、その日は予定があったので、仕方なく別の日に改めて市役所に行って電子証明書を取得することにしました。

 当方にとっては住民基本台帳カードそのものよりも、住基カードを用いての電子申請に関心があったのですが、現在のところ全てのカード交付希望者が電子申請を目的にしている訳ではありません。そのため、はじめから電子証明書を標準装備にいないのだと思われます。

 改めて、市役所市民課の窓口で、電子証明書の発行を受けました。手続の際、住基カードを提出して、専用のカードリーダーに通して、この前設定した4ケタの暗証を入力して確認しました。ここの住基カード発行コーナーも情報管理のため外から見え難くなっています(註7)

(註7) ここでも身分証明書の提示を求められ、自動車運転免許証のコピーをとられました。市役所でカードと電子証明書の発行を同時にすれば、手間は一度で済んだのですが。

 それから電子証明書用のパスワードを別に設定する作業があり、本人が専用の端末の画面から、4ケタから16ケタまでの任意の英数字を入力して設定します。



公的個人認証サービス利用者クライアントソフト

これで電子証明書発行手続は完了です。「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」のCD−ROMを受け取りました。電子証明書の発行手数料は500円で、住基カードの発行手数料とは別にかかります。

 これでインターネットから電子申請ができるかと言うと、もう1つ準備するものがあります。住基カードの情報を読み取って、パソコンに送るためのカードリーダーを購入しなくてはなりません。

 カードリーダーは数社から十数種類か販売されているらしいのですが、一般にそれ程普及している訳ではないので、近所で入手はできません。秋葉原に行って、比較検討してから購入することにしました(註8)

(註8)場合によっては取り寄せになるかも知れませんが、パソコン量販店に行けば入手可能です。「公的個人認証用のカードリーダー」と言えばわかります。別に秋葉原まで行かなくても良かった訳ですが。

(つづく 未完)

平成1920日公開
近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市

注意 この文章には私的見解を含み、行政機関のそれとは異なる場合があります。また個別のケースによって事情が異なります。この文章を参考にした行動の結果は保証出来ませんので、自己責任でお願いいたします

住民基本台帳カードをつくる その1

住民基本台帳カードをつくる その2

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