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宅建業(不動産業)にかんするハトとウサギ

  宅地建物取引業者(宅建業者、不動産業者)の入口や店内に、ハトマークやウサギマークが掲示してあることが少なくありません。

あれは何を意味しているかと言うと、その業者が加入している業界団体のシンボルマークです。 ハトマークの方は、宅建協会(外部リンク)、ウサギマークの方は、不動産協会(外部リンク)です。

宅建業を営むには原則として、1,000万円の保証供託をする必要があるのですが、どちらかに加入して、それぞれの関連団体(宅建業保証協会、不動産保証協会)に保証金60万円程度を預ければ、供託を免除されると言うメリットがありますので、宅建業者は事実上どちらかに加入することになります。

(なお、新規開業の場合、会費などを含め150万円程度の費用が必要となります。)

メリットはそれだけでなく、業界内での交流や情報交換ができたり、営業のアドバイスやサービスを受けることができます。

 一般の消費者の方でしたら、業者がどちらの団体に加入しているかチェックしておくと良いでしょう。もし業者との間に問題が発生して際に、加入している団体に苦情を言うのも一つの手だと思います。

平成20年11月24日ブログ公開、同21年5月26日修正転載

近藤巧器行政書士事務所 埼玉県朝霞市

注意 この文章には私的見解を含み、行政機関のそれとは異なる場合があります。また個別のケースによって事情が異なります。この文章を参考にした行動の結果は保証出来ませんので、自己責任でお願いいたします



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